議員日誌211  アルテリオの市民活用 

 先日、同友クラブ理事会の後の懇親会の際、あるNPO会員が、アルテリオの利用について不満を述べていました。他の多くの市民団体も同じような思いを持っているそうです。その内容とは、1週間前の予約制は使い勝手が悪い、部屋が空いているなら前日予約でも良いではないか、しかも、このルールの運用が公平ではない、有力者やコネがある人は特別ルールが適用されているという具合です。担当者に聞きますと、多くの市民はこのルールを受け入れてくれている、不満は大きくない、場合(開催事の内容、関係者)によっては前日予約を受けている、さらに半額料金もあり得る、との説明。利用者側と管理者側では認識にズレガ生じています。市当局は現状を認識し、改善できるところは改善すべきです。

 ところで、アルテリオの利用状況はどうなっているかと言えば、会議室、研修室は月に30回以上、続いて練習室、セミナー室、和室、クラフト室が月20回程度、調理室、陶芸室が週に1度程度です。180人規模の集会が出来る集会室は月20回程度利用実績があるのですが、駐車場収容台数が90台と言うのが不合理であり需要はもっとあるはずです。数字からは、市民利用率はいまいちという印象ですが、法的・物理的な縛りがある中では好成績といえるでしょう。しかし潜在的に街なかのスペース需要はもっとあるはずです。

 市民会館(現在閉鎖)では、もっと多様な催事が可能であった、営利行為も許されたことは周知の事実です。市民会館を代用するなら法的縛りのないスピカビルです。スピカビルには、潜在的な街なかのスペース需要に応える可能性があります。

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