議員日誌1128  旧市民病院の解体に思う  4/22

 旧市民病院の解体工事が進んでいます。この病院は半世紀以上に渡り地域医療の中核を担ってきました。昭和中期から平成初期にかけて正に地域中核病院でした。私の妻は大怪我の手術、次男は盲腸手術、姉はここで2人の子を出産、知人は癌治療、私が知る限りでも多くの人が入退院してまいりました。平成中期以降、時代と共にその役割を縮小する流れとなり、そして地域医療改革、公立病院の再編が叫ばれるようになりました。

   そういった中、平成23年に発生した大地震で被災し一時医療機能を失いました。市当局と病院関係者の努力によって入院患者の緊急避難と野戦病院的医療環境を乗り越え大修復工事、一応の病院機能を確保して参りました。紆余曲折と多くの議論を経て地域医療改革の具体化が進み県西総合病院と統合、西武メディカルセンターにその座を譲りました。長年見てきた市民としては感慨深いものがあります。

  令和3年度から3ヶ年かけて解体されます。総事業費7億8000万円、大変大きな金額です。跡地は最大限活用されなければなりません。どう活用されるのか、今は未だ具体案がありません。特別養護老人ホーム跡も含めると約4ヘクタール、しかも玉戸駅に近い有望な土地です。筑西市の発展に繋がるよう議員として発言してまいります。

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