議員日誌209   会派勉強会      H25 8.5

 市長は、就任以来、本庁舎に関しては早急に暫定的耐震補強工事を行うと発言していましたので、その進捗状況を報告して頂くため、明政会まで担当執行部に来て頂きました。彼らの説明では、ほぼ実施設計が出来上がり、9月議会で補正予算が通れば、年内にも工事が完了するということです。工法は、既存の柱を補強するもので、強度は震度6強に耐え得る程度、工事は職員の業務には障害とならないようです。この補強工事を行えば、本庁舎の本格的処遇が決定する間は安全と言えるのでしょう。 

 この報告と同時に、スピカビル活用の進捗状況についても説明を求めました。市長は、本庁舎としての活用を基本に考えているようですが、1階は市民に開放することを約束しています。1階の活用を早急に求める市民の声をこれ以上無視することは許されないはずです。しかし執行部の説明は、全体計画がはっきり決まらない現状では1階だけ活用することはできないというものです。何のためにスピカビル活用推進課があるのでしょう。6月議会の時点から進展していない印象で残念でした。市民財産であるスピカビル、その1階をまず優先活用する発想はできないものでしょうか。スピカビル1階が有効活用され、本庁舎に暫定耐震工事が施されれば、ある程度の時間的余裕が生じます。本庁舎移転関連議案の可決見通しを考えた場合、立ち止まって熟慮する必要もあるでしょう。その時最重要となるのがスピカビルの活用案です。そのための推進課のはずです。

  P.S

 最新情報では、スピカビルの1階2階については、市民活動としての利用を希望する団体に認めるということです。暫定措置ですが、従来の閉鎖政策から比べれば前進です。イベントやチャレンジショップを希望する団体はふるって応募して下さい。

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