議員日誌280    郵便貯金と相続         H26  5. 2

 相続問題について何度か取り上げてきましたが、本日は郵便貯金の相続について取り上げたいと思います。依頼人より亡父(被相続人)の郵便貯金について有無の調査をたのまれ、下館郵便局の窓口に資料(委任状と戸籍類)を提示しました。そして「どれくらい時間がかかりますか」と尋ねたら、「通常1月、早くとも3週間です」という答え。これには驚き、聞き返してしまいました。再度、「通常1月・・・。」再度抗議することはさすがにためらいがあり、優しく尋ねました。「何故、そんなに時間がかかるのでしょうね、他の金融機関は数分で分かりますが」。その答えは、窓口に残高を見る端末がないこと、そして書類を本部に挙げて、本部が膨大な書類を順次処理するためということでした。民間金融機関としての歴史が浅すぎるのでしょう。しかしこれでは、お年寄りの貯金は郵貯ではなく民間金融機関を薦めることになります。民営化をもっと成熟させてほしいものです。

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