活動日誌23 アメリカのイラン空爆  6/23

    2年前、私は市議会議場において、ロシアによるウクライナ侵攻を非難しました。21世紀において、国連常任理事国が隣国へ軍事侵攻することなどありえないことです。確かにロシアにとって近年のウクライナの政変及び両国国境地帯の紛争は忌々しい限りであったでしょう。しかしながら軍事侵攻を正当化できる理由にはなりえません。当然世界中が非難しました。ところが今度は同じく国連常任理事国アメリカがイランを空爆しました。驚愕です。私が議席を持っていたら当然議場で避難いたします。

 

   敵性国家に対し、圧倒的軍事力で攻撃し服従するよう要求するやり方が、21世紀の国際法治の中で行われてよいわけがありません。2つの世界大戦の反省から誕生した国際連合の崇高な精神は蒸発したのでしょうか。気になるのは西側世界の報道の仕方です。アメリカのイラン爆撃を国連憲章的精神から非難する声が聞こえてこないことです。あるのは世界経済への悪影響についてのみです。EU諸国も日本政府もアメリカに気を使ってあからさまな非難をしていません。むしろ擁護しています。イランの危険性を取り上げています。


 反アメリカの大国、常任理事国の中国、ロシアなどは今後どのようなふるまいをしてくるのでしょうか、第3次世界大戦の可能性が頭をよぎります。世界中で「国防には軍事力」の思想が主流となり、国連による国際協調や平和外交など時代遅れになりはしないだろうか。

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