議員日誌654  筑西市のおもてなし   H29 10.28

 

 

我が筑西市内ではメジャーなイベントとなったダイヤモンドつくば。いまでは市内外から多くの人たちが鑑賞にやってきます。母子島遊水地の人工池に二峰の筑波山が映るロケーションが生じたことから始まったのですが、その経緯を知る鑑賞者はあまりいないでしょう。

  昭和61年、記録的大雨により小貝川が氾濫し大災害を引き起こしました。小貝川周辺の集落が水没し、田畑、家畜、道路に甚大な被害が生じました。このため国は激甚災害と認定し、激特事業として被害を受けた5つの集落を集団移転させたのです。移転先は、小貝川堤防隣接地で水田地帯であったが5mの盛り土をして造成し「旭ヶ丘」と命名しました。このときの事業で、小貝川堤防が決壊することを防ぐために、川が増水し危険水位を超えたとき放水するための遊水地約140haを造成しました。これが母子島遊水地です。その中の約4haに常時水が溜り池となり(初期淡水池)、これに筑波山が映ったのです。

  偶然に誕生した名勝地、これを世に知らしめたロータリーや地元の人たちに感謝するとともに、「おもてなし」を企画した職員さん、実働部隊として活躍しているチックタッの方たちに心から敬意を表したい。

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