議員日誌145    小学校の統廃合

 先の市民アンケートに小学校の統廃合に関する設問がありました。教育行政としては、その必要性を認識しての設問だと思います。もっとも、このアンケートは行政改革推進の立場から出たもので、小学校という公共施設の適正配置の問題意識を問うものでした。国・県の教育方針では、1学年2学級以上が望ましいというものですが、筑西市の小学校の多くが、全学年1学級という現状です。今後の少子化を考えると避けて通れない問題です。

 教育現場の先生方の意見はどうかと言うと、多くの校長先生方は総論賛成で、各論はバラバラです。地元の意向を考えるとなかなか賛成できないようです。やはりこういうことは市長のリーダーシップがなければ動き出さないでしょう。

 そこで、次期市長選にも意欲を表明した現吉澤市長に、この問題を公約として掲げますかと質問しましたが、否定されてしまいました。教育長に再度、必要性と理想的な計画時期を質問しましたが、1学年1学級で更に1学年20人以下になると限界であり、それは約10年後という答弁でした。

 こんどの市民アンケートで、統廃合に理解ある回答が多数を占めたら、もう少し前倒しでもよいと思います。現場の先生方は、5年ぐらいで実行、計画は始ってよいと考えています。

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