議員日誌96   市民アンケートと政治の意思

 議会報告でも触れましたが、筑西市は今夏、公共施設の適正配置について市民アンケートを実施する予定です。アンケートの内容は議会でも取り上げられる予定で本日各議員に資料が届きました。アンケートを基に行政が政策を決定するあるいは参考にすると言うことですが、アンケートの種類には大きく分けて2つあると思います。

 一つは、市民のコンセンサスを得た大きな政治テーマが既にあり、具体策について市民の声を聞くためのもの。もう一つは、基礎資料として平時から実施し、大きな政治テーマを決定してゆくためのもの。此度の筑西市のアンケートは前者になるかと思います。合併を経た行政は、効率をもとめスリム化すべきであり、そのために人員を含めた公共財の適正配置、場合によっては整理、削減、統廃合が行われます。そればかりではありません。筑西市の新時代の発展を見据えた戦略的配置を模索することです。

 政策を実施するに当たって市民の声を聞くことは大切です。理想と現実の乖離、軋轢を少なくしなければなりません。気になるのは政治の意思です。政治テーマは既にあります。さまざまな市民の声で具体的政策ではなくテーマ自体が変質しないか、注視しなければなりません。

 

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