議員日誌792  久々の靖国神社  令和元年 5.22

 同友クラブの5月例会に参加いたしました。皇居、靖国神社、国会議事堂のバス移動見学コースです。若干、おのぼりさんコースのきらいがありましたが久々にのんびりした気分も味わいたいと思い同行いたしました。すでに何度も訪れているところで新たな発見ということはありませんが、靖国神社の遊就館については、印象が強く残りました。
 遊就館は靖国神社に寄贈された軍事資料、戦争資料の博物館です。明治初期つまり戊辰戦争から昭和初期の太平洋戦争終結までの資料が実に見事に展示されています。これは見る人によって、解説する人によって、受ける印象は様々だろうと思います。軍事オタクが満足する博物館、日本の戦争の歴史を正当化するプロパガンダ博物館、戦争の犠牲となった兵士、民間人、その他多くの人々への慰霊の集大成博物館、戦争史の学術的博物館。
 私はあらためて、日本という国は、近代に限ってみても、なんとも多くの戦争を体験した国である、と感じました。その犠牲者は数百万人、いや一千万人を超えるかもしれん。相手国の被害を考えればその倍になるでしょう。今の日本、現代のわれわれの社会が、気の遠くなるような惨禍の上にあるという事実を改めて思い起こしました。平和を享受しながら、歴史を忘れ、平和を持て余しているかもしれない現代人に、痛烈な刺激になってほしいものです。

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