議員日誌647   決算特別委員会 論外発言     H29 9.26

 決算特別委員会は、2日間の日程で終了いたしました。一般会計、特別会計、公営企業会計すべて承認と決しました。

 ところで、農業委員会の審議中、農地法違反事例に対する質疑がありました。明野地区において、ある事業者が許可をとらずに軽飛行機の飛行場運営を目的に、地権者から土地を賃借し実際に飛行場を運営している事案です。N議員が、農業委員会は、是正を求めないのかと質しましたところ、執行部は行政指導しているが、土地の賃貸借契約もあるためなかなか難しい、と答弁。私は、賃貸借契約があることをもって行政指導の妨げになるかのごとき答弁に異を唱えました。それは、農地の賃貸借契約は、農業委員会の許可がなければ無効という行政法学上の理論からです。よって、行政は契約にとらわれず、原状復帰を求めることができるのです。

 これに対し、H議員から、農地法違反でも契約は有効ですから誤解のないようにしてくださいという論外発言がありました。12人の委員さんに唱えていました。新説を唱える法学者のつもりのようです。

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