議員日誌87   3.11がれき処理

 3.11東日本大震災で発生した瓦礫は、岩手、宮城の2県で約2,045万トンだそうです。法律上、瓦礫処理は地元自治体が責任を負うのですが3月末時点での処理は全体の7%未満にすぎず、このペースでは数十年もの時間を要すことになり、被災地の復興に大きな足かせとなります。

 そこで、政府はこの瓦礫を広域の県や市町村で処理できないか検討し、協力を呼び掛けています。広域の自治体には法的責任はないので難しい面もありますが、助け合いの精神で、既に青森県、山形県、東京都、静岡市が受け入れを正式表明しました。その他にも個別には市長や議会が受け入れ意向を表明している自治体がありますが、正式表明には至っておりません。受け入れ論議は全体としては低調と言わざるを得ません。(福島県の瓦礫は放射能汚染の問題があり、県内処理が原則です。)

 わが県では、笠間市長が受け入れ意向の表明、鹿嶋市議会が受け入れを市に要請、県議会も県に受け入れ要請の流れです。我が筑西市ではどうすべきでしょうか。議会、執行部それぞれに検討チームを設置してもよいのではないでしょうか。

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