議員日誌54    男女共同参画宣言

 11月23日、筑西市と内閣府が共催で上記の記念式典を開催しました。市議会議員も他の来賓(知事、国会議員、県会議員)と共に招待席で参加いたしました。男女共同参画宣言とは、斯(か)くも仰々しく行うものかとある種の驚きがありました。しかし、自らの知識・認識不足であったことを恥じなければなりません。この取り組みは国際的なものでもあり、基本法が国、地方公共団体、国民の責務を定めているのです。さすがに罰則規定はないようですが。

 共同宣言の理念は「男女が社会の対等な構成員として、・・中略・・ともに責任を負う」(基本法第2条)であり、ごく当たり前に思えます。日本では平均的な考え方であり、とりたてて法制化する程の事であろうかと戸惑いもあります。今の時代、女性蔑視的価値観を持っている男性は希少種です。スポーツ界、文化芸術界では日本の場合、女性上位です。ビジネス界にしても女性経営者にチャンスは均等に広がっています。問題は、政治や社会的組織の指導的階層の現状でしょう。確かに数が少ないのが現状です。しかし、この問題はやがて必ず解決するでしょう。今の日本に女性パワーを抑え込む閉鎖性も男性パワーもありません。

 

PS. 1 ドメスティックバイオレンス(DV)の問題が男女共同参画が不足していることと関連しているような意見がありましたが、これは別問題だと思います。子供への虐待、老人への虐待、いじめ等、人間性が希薄になる現代社会の病巣としてとらえる必要があります。

      2.記念式典は成功でした。樋口先生の記念講演も興味深いものでした。市民   会館が使えない中、準備をした関係者、スタッフの皆さんには敬意を表したいと思います。共同宣言の理念を軽んじることは決してありません。

 

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