議員日誌42  行政視察ー会派研修ー八戸市

 9月30日朝5時5分下館発の電車に乗り、我々筑政会の議員メンバーは青森県八戸へ出発しました。此度の研修テーマの選定は、地域医療再生の中核病院、再生に成功した駅前ビル、中心市街地の活性化の何れかにということでしたが、八戸の旧市街地の活性化に関連した施策が筑西市の抱える問題の参考にできるということでここが選定されました。

 東北青森県の地方都市、人口24万人、近年旧市街地の退潮が顕著であるという話でありましたが、現地視察をしてみて感じたことは筑西市のそれとは比較にならないということです。つまりまだまだ賑わいがあるということです。八戸市は、JR八戸線が走り駅が12もあり、新幹線の停車駅が八戸駅、更にそこから私鉄「青い鉄道」が続いており、高速道のインターが3つあります。旧市街地は八戸線の本八戸駅の周辺です。市全体の与えられた条件が違いすぎます。

 しかし、当地でも人口減少は年間2千人であり、危機感は共通しています。その施策も共通しており、旧市街地に文化交流センタービルの新設、大規模民間ビルの再開発、駅前道路の整備が挙げられていました。但し、八戸市の関心は旧市街地の活性化ばかりではなく、市全体の活性化、新興であり、文化、遺跡、歴史、芸術、特産物、漁業、観光そして商業をうまく利用しています。

 筑西市は旧市街地活性化取り組みそれ自体が、市全体の再興策であると過信したのではないでしょうか。少なくとも今後は軌道修正をしなければなりません。重い気分の2日間が過ぎました。

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