議員日誌738  常総線の未来談――虚妄か夢か    H30 9.25

 茨城新聞に写真のような見出しと記事がありました。「おお!ついに計画が浮上したか」と思って、記事を食い入るように読みました。TX(つくばエキスプレス)を下館駅まで延伸することは筑西市民の夢でしょう。東京直結となれば地方創生の確実な起爆剤となりますし、人口増、経済発展間違いなしでしょう。

  しかし記事の内容は、この話は現実離れしているというもの。電化だけで258億円かかり、各インフラの改修費用も膨大で、沿線人口を考えると採算取ることは不可能という結果。関東鉄道は新聞社の取材に対し、「電化の予定なし。水海道駅以北の複線化の計画なし」とにべもない。

  そうではありますが、政治的には動きがあります。県議会には「県南西地域鉄道利用整備促進議員連盟」があり、また筑西市、下妻市、常総市、つくばみらい市、守谷市の各市長は勉強会をスタートさせている。TXと常総線の相互乗り入れのハードルはとてつもなく高いが、沿線全体の価値を高めるにはこれこそが究極の策であることは間違いありません。虚妄と言われない、スケールの大きい新しいアイディアの登場を期待したい。

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