議員日誌634    8月15日    H29 8.17

 わたしの私生活の範疇において、8月15日はお盆行事の只中です。新盆の家に挨拶周り。多くの事業所は休業しており、人々は休暇を利用し帰省、行楽、旅行に夢中です。家でのんびり過ごす人にはそれなりのテレビ番組もあります。高校野球も真っ盛りです。

 しかし、「終戦の日」を喜ぶ挨拶に出会ったことはありません。現実には冒頭申し上げた通り、すっかり国民的祝日なのにです。それは、父の心情を思えばわかります。昭和20年、日本は戦争に負けたのです。外地の軍人、民間人は恐怖の日々。8.15から苦難の日々が始まっています。内地で玉音放送を聞いて敗戦を知った人々は茫然自失。奈落の底へ落ちていくように感じていたようです。その負の記憶から逃れるように、この時期、従前の行事であるお盆行事にはしゃいでいたのかもしれません。

 しかし、もうこの辺で、しっかりと敗戦、終戦を口にし、平和であること喜び合う挨拶を自然な社会にしなければならないように思います。8月15日を平和を愛する「終戦記念日」とすることを提案したい。

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