議員日誌514     謝罪なし広島訪問は欺瞞      H28 5.23

 伊勢志摩サミットが5月26日、27日の日程で開催されます。内容はともかく、日本での話題は、オバマ大統領がサミット閉幕後広島を訪問するということに焦点が集まっています。オバマ氏は核廃絶を訴えてノーベル平和賞を受賞している人、当然、広島にきてそのおぞましき破壊力、非人道さを世界に発信すべき人です。ところが、唯一、核兵器を使用した国、広島・長崎に原爆を落とした国の大統領でもあります。ねじれが生じます。

 新聞報道では、日本はアメリカ大統領の広島訪問を要望していたと伝えています。そして、原爆投下に対する謝罪は求めないとも。一体何のために広島訪問を求めているのか。だれが見ても考えても大量虐殺・ジェノサイド、国際法違反の原爆投下です。敗戦国の弱みなのでしょうかか、日本人独特の感覚があるのでしょうか。
  アメリカ市民から見れば、謝罪はノーだそうです。戦争を早く終わらせるため、犠牲者を膨らませないために原爆を投下したのだから、正当だということらしい。それでは何故、核兵器廃絶を支持するのか。世界は謝罪なき広島訪問、核廃絶の訴えをどう評価するのでしょうか。

コメントは受け付けていません。