議員日誌431   安保法案・市民の会   H27 9.2

 昨日、アルテリオのセミナー室において、安保法案に関する市民の会の呼びかけ人会がありました。出席者は15人ほど。会の目的は、「平和憲法の精神を守り、安保法案の慎重審議を求める」ものかと思いましたが、もう少し「安保法案への反対」色の強いものでした。しかし、市民レベルで、政党、宗教を超えて行動しようという運動であることは間違いありません。
 政府の提出した法案に、反対する、あるいは反論する運動となると、どうしても政治色が出がちです。現政権自民党以外の政党を支援する方は、当然安倍政権打倒を言い出します。そして誹謗中傷的表現を取りがちです。「戦争法案」 「戦前回帰」などはその類です。逆に政権を支持する方は、法案の慎重審議を求めるという立場から、感情論になることを危惧します。両派の人たちが一堂に行動するのはなかなか難しいものです。具体的行動は、デモ行進というものですが、プラカード、横断幕についてやはり意見の食い違いがありました。議論の末、政権反対者、政権支持者、全面反対派、一部容認派の最大公約数的表現に落ち着きました。
  私は、集団的自衛権については限定容認の立場ですが、此度のように、一気呵成に自衛隊行動の範囲を広げる可能性のある議論の進め方には疑念を持っています。此度の法案を、国民的レベルで安全保障、国防、そして世界平和への貢献を議論するきっかけにしたいと考えます。

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