議員日誌355      圃場整備         H27  1.20

 筑西市関城地区の圃場整備事業の様子。大区画化圃場―1haの区画を促進するそうです。コメ作りのコスト合理化、品質向上には欠かせません。この事業は平成19年から31年までの12年間、総面積は212ha、総工費22億円ということです。県主体の事業ですが、筑西市から2億2千万円が拠出されます。(26年度予算は8,100万円)。一反(約1000㎡)当たり約100万円の工事です。  

 しかし、これだけ莫大な費用を掛け大区画化しても、今後の日本のコメ作りは安泰とは言えません。大区画と言ってもアメリカ方式には遠く及びませんし東南アジアのコストは人件費が圧倒的に安く、当然輸入米の価格には対抗できません。TPPによる輸入米の圧力があり全国的にコメ余りであり、今後の需要も漸減するでしょう。不安が募ります。

 より安く生産する必要があり、その為には公共投資は仕方がありませんが、適量に生産する必要があり、大圃場を増やすばかりでよいのでしょうか。

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