議員日誌229    桜川市長選挙と新中核病院②    H25  10.14

桜川市長選の結果は、新人候補の大塚氏が当選となりました。以前にも書きましたが、此度の桜川市長選挙は筑西市長及び市議会議員にとって関心の高い選挙でした。新中核病院の今後の進展に大きく影響する可能性があるからです。

 

須藤筑西新市長が誕生してから中田桜川市長との交渉が進みませんでした。それは明確な路線の相違があったからです。そこへ須藤筑西市長と同様真壁医師会の推薦を受けた大塚氏が新市長となれば、両市の協議は前進するという期待が膨らみます。

 

問題がないわけではありません。一つに大塚氏の新中核病院に関する選挙公約と須藤市長のそれとは必ずしも一致していません。大塚氏は新中核病院推進派に衣替えしましたが公設民営を強調し、何故か筑西市民病院との再編統合や機能分担に触れていません。二つ目に、大塚氏と桜川市議会の関係が未知数です。大塚政権に与党的議員が過半数を占めているのでしょうか。野党的議員が新中核病院反対派であった昨年の大塚氏を簡単に受け入れるとは思えません。

 

須藤筑西市長は、大塚氏に大きな期待を寄せ選挙において異例ともいえる応援をしてきました。その是非を論じる必要はありますが、大塚氏の当選で薄れてしまいました。いまは、大塚氏の議会対策を注視すべきです。桜川市がいずれの方向に舵をきっても筑西・桜川両市は協力し合わなければ地域医療の再生は不可能となることを確認しておきたいところです。



 

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